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SDGsについて考える 「目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう」

2020年10月14日

[インフラ、産業化、 イノベーション] 強靭(レジリエント)なインフラ構築、 包摂的かつ持続可能な産業化の促進 及びイノベーションの推進を図る

■日本語:産業と技術革新の基盤をつくろう (◎は国連の公用語である6言語)
◎英語:Industry, innovation and infrastructure
◎フランス語:Industrie, innovation et infrastructure
◎スペイン語:Industria, innovación e infraestructura
◎ロシア語:Индустриализация, инновации и инфраструктура
◎中国語:产业、创新和基础设施
◎アラビア語:الصناعة والابتكار والهياكل الأساسية
スウェーデン語:Hållbar industri, innovationer och infrastruktur

UN(国際連合)の定義を引用しますと、目標9は「強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的

かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る」です。つまり、人とモノがより効率的につながるために、新しいスキル、産業と技術を開発し、開発途上国でもみんなに役に立つ、安定した産業を育てることです。目標9はさらに細かな8個のターゲットで構成されています。

日本、アメリカ、カナダ等の先進国では、様々なインフラが十分整備されていて、都市部だけでなく地方に暮らしていても、大量輸送、再生可能エネルギー、情報通信技術(ICT)の恩恵を受けることができます。ただし、世界中にはインフラが普及していない地域が、現在でもたくさんあります。最低限のインフラである電力、水道すら発展されていない国もあります。
基礎インフラを含む持続可能な産業を開発する事は、目標9の1つ目のターゲットです。基礎インフラに誰でも公平にアクセスできるようになれば、人間の福祉向上に繋がります。また、福祉や生活に必要な持続可能な施設や設備の充実は、生活水準の向上と技術革新をもたらします。目標9の1つ目のターゲットの達成は、世界のための必要不可欠な段階です。

皆様にこの記事を読んでいただく事ができるのは、インターネットのおかげです。すでに世界中のインターネットの普及率は高いと思われますが、実はインターネットを使えない人々はまだまだ多いのです。「Measuring digital development: Facts and figures 2019」(ITU/ 2019) によりますと、約36億人がインターネットにアクセスできていません。80%以上の人がインターネットを使えない、開発が遅れている国もあります。
インターネットを含める情報通信技術(ICT)は、SDGsに必要不可欠であるとされており、とくに後発開発途上国でICTのアクセスを向上させ、安価なインターネットをだれでも提供できる ようにするのが目標9の8つ目ターゲットです。

コロナ禍の世界で外出制限など感染対策に伴い、インターネット利用が急増しています。例えば、ZOOM等のソフトウェアを使って自宅でオンライン授業を受けるようになった子供たちがたくさんいます。ただし、そもそもインターネットが使えない地域では、学校閉鎖で教育を受けられなくなってしまう子供たちもいて、不公平が発生しています。それが、「デジタルディバイド」(情報格差)です。
今のような困難な時期こそ、インターネットは単なる娯楽の発信源ではなく生活のあらゆる面で必要不可欠なものです。ネット環境が整っていない地域は教育や医療への悪影響が大きい事もよくわかります。
全世界が誰にでも便利で公平になるために、自分で調べたり、周りの人に意識を広めたり、無理のない範囲で募金をしたりして、できることを考え、持続可能な社会のために行動してみましょう。

私は「デジタルディバイド」という言葉を知りませんでした、皆様はご存知でしたか。
また、インフラが整っていない地域に行ってみたことがある方がいらっしゃいますか。ご感想などはコメント欄で是非お待ちしております。 (マドレーヌ)

SDGsについて考える 「目標8 働きがいも経済成長も」

2020年10月13日

[経済成長と雇用] 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての 人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある 人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

■日本語 働きがいも経済成長も

◎英語:Decent work and economic growth
◎フランス語:Travail décent et croissance économique
◎スペイン語:Trabajo decente y crecimiento económico
◎ロシア語:Достойная работа и экономический рост
◎中国語:体面工作和经济增长
◎アラビア語:العمل اللائق ونمو الاقتصاد
スウェーデン語:Anständiga arbetsvillkor och ekonomisk tillväxt

持続的な経済成長のために必要なことは何でしょうか。
技術革新や、人口増加?
経済成長にはそれもたいせつなことですが、SDGsの視点はそれらとは少し違います。

経済を分解していくと、それが社会で就業するひとりひとりの働きを基に成り立っていることがわかります。
① そのひとりひとりが少しでも多くなるよう座席を増やすこと(=雇用を増やすこと)
②ひとりずつの生産性を上げること
これらが包摂的で持続可能な経済成長、目標8の達成に必要だと考えられています。

具体的にはどうやってアプローチをすればいいでしょうか。

たとえば、いくら働き口があっても、収入が十分でなかったり、権利や安全が保障されていなかったりする環境では、仕事に集中して生産的な成果を出すことは難しいと思います。

十分な収入や、自分や家族のために使える時間(長時間労働を担保にしなくても稼ぎを得られる)といった権利を保証し、労働保険などの適切な社会的保護を受けられる仕事。
SDGsにおいては、これらを、ディーセント・ワーク(decent work)=働きがいのある人間らしい雇用として、テーマに掲げています。

社会を構成するひとりひとりが安心して、自分の仕事に前向きに励むことができれば、効率が上がり、経済がよくなる(上記②の達成)。そして経済がよくなれば、今働ける人たち、これから働ける年齢に達する人たち(生産年齢人口)が働くための座席を増やすことができる(上記①の達成)。その良い循環を目標としています。

この目標が定められた背景には、世界におよそ2億人いるとされる失業者(うち約4割が15~24歳の若年層)の問題や、後発途上国においては5歳から17歳までの子どもの4人に1人が学校に行けず、生活のためきびしい労働に就いていることなど、今の貧困や未来の貧困に直結するいくつかの深刻な問題があります。

私たちの大半は労働者にすぎず、この取り組みに対して直接大きな作用を及ぼすことは難しいですが、自分の労働環境について考えたり、使用者や他の労働者へ働きかけたり、あるいはより働きがいのある環境を選択するなど、自分の働く環境の改善をめざして行動することが、わずかでもこのテーマについて考え、参加することになるのではないかと思います。(林)

映像に字幕を入れてみませんか?(英語・フランス語・スペイン語・ロシア語版)

2020年10月9日

先日の「映像に字幕を入れてみませんか?①」では動画に字幕(日本語)を入れるサンプルをご紹介しましたが、今回は同じ動画に外国語のテロップを入れたものをご紹介します。
動画そのものは同じ素材を使っています。(前回のものに表紙を加えました)。日本語で読み上げた原稿を英語、フランス語、スペイン語、ロシア語などに訳しました。字幕を入れる方法は「映像に字幕を入れてみませんか?①」でご紹介した方法と同じです。基本的にタイムコードがわかっていれば字幕の外国語がわからなくても同じタイミングで挿入できます。(もちろん両方の言語がわかっていればそのほうがタイミングもばっちり合わせることができます。)

日本語挨拶

英語挨拶

 

フランス語挨拶

スペイン語

ロシア語挨拶

ちなみにYOUTUBEには自動で字幕がつくサービスもあります(YOUTUBE字幕設定方法)。ただ、現状の字幕の品質はまだまだ改良の余地があるレベルです。また、音声認識ができるとうことは・・・簡単に他の言語への翻訳も可能です(!)ただし、現状では意図しない方法で翻訳されてしまうこともあるので字幕も所有者のほうで予めつけておくことをお勧めします。

(代表の独り言)
正直いうと、普段自分自身の動画に慣れていないと、上記の動画も本当に気恥ずかしくなります。何度も作れば慣れてくるのかもしれませんが、世のユーチューバーは本当にすごいなと感じました。フランシール動画には今後もっと素敵な社員たちも登場しますので楽しみにしていてください。
また、字幕作成を依頼したい、などのご依頼については弊社のお問い合わせからご依頼ください。

 

(フランス語通訳 旅ブログ)ジブチ

2020年10月9日

先日もブログ記事を寄せてくださったフランス語通訳の橋爪さんより、今度は東部アフリカの国、ジブチ国について寄稿いただきました。


2012年から毎年のようにジブチへ出張していました。
最近では2019年が最後でした。
この間、特に2013年と2014年、アッサル湖を訪ねました。

その時の写真は、外付けハードに記憶させておいたのですが、どういうわけか消えてしまい、
東京でジブチに関する講演会を依頼された時、パワーポイントに収めていた写真が辛うじて残っていました。
そこでPPの画像をJPEGに変換し、普通の写真画像のようにしました。
それを送ります。

首都ジブチからアッサル湖へ行くには、
このような草木の無い土漠風の岩石肌の山野を通過します。正面に見えてきたのがアッサル湖です。

正面に向かって、少し下り坂になっています。
それは、アッサル湖が海面下153mに位置しているアフリカ大陸で、一番低いところにあたるからです。

アッサル湖の塩原
塩の塊みたいなものが一面に広がっています。これは正真正銘の塩です。
ここを裸足で歩くと、足が傷つき、血だらけになります。塩は固く引き締まり、棘のようになっています。

湖は温水プールのような温度

湖水の色はこんな色で、エメラルドグリーンとはいかないまでも、それに似た色です。
ただ塩分濃度は高く、普通の海水の10倍と云われています。
湖水の面積は54km2とさほど大きくはありません。


塩原の上にて。

なにしろ暑いところ。4輪駆動できたのですが、ちょうど車の外気温時計を見たら44度でした。
50度になることもしばしばと現地の人は言います。
地球で一番暑いところともいわれています。


ジブチとは地図で見るとこういうところです。
首都ジブチからアッサル湖までは車で2時間程度。

ジブチの面積は23,200km2で、新潟県と秋田県を合わせたぐらいの面積です。
人口も大したことはなく、850,000人ぐらいで、山梨県ぐらいの人口です。
いわば小さな共和国です。(*2018年の数字では、人口は95.9千人となっています。)

湖水の水に触ると、ぬるま湯のような感じです。
手を湖水に付けているのは、一緒に行った同僚です。
湖水の中へ水着で入ると、体は自然に浮きます。


湖水の近くに小さな川が流れています。
この川の水、熱湯です。90度近い温度の熱水で、まあ、日本でいえば、温泉の源泉にあたるものです。
やはり同僚の一人が手をつけて熱さを感じています。

湖水からそう遠くないところに、アフリカ地溝帯の分かれ目があります。
正面の岩が二つに割れています。道路にも割れ目の線が入っています。
ここから徐々に数千万年かけてインド洋へと分離していく分かれ目です。


フランス語版WIKIPEDIAの図で説明すると、こういうところにあたります。
ちょうど3個のプレートの境界に位置していて、その境界へ地中からマグマが上ってくると、
その土地はどうしても分離していかざるを得ないようです。
その境界線がジブチというところです。(橋爪 雅彦)

【お知らせ】2020年 翻訳バンク関連データ整備案件の受注

2020年10月8日

フランシールでは国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)から 機械翻訳エンジンの性能向上のため、情報解析用の訓練データとして指定書籍から対訳文を抽出する2020年翻訳バンクの業務を受注しました。
対象書籍263冊の合計ページ数は65090ページの書籍から対訳文(コーパス)を抽出する業務です。
フランシールでは今後も、機械翻訳エンジンの性能向上と普及に一層力を注ぎ、世界の言語のバリアがなくなり、人々のコミュニケーションが一層盛んになるよう、技術の向上に貢献していきます。

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